このたび,2025年7月5日(土)・6日(日)に包括システムによる日本ロールシャッハ学会(JRSC)
第30回大会を,徳島県徳島市に所在する徳島文理大学にて開催する運びとなりました。JRSCの学会大会が四国で開催されるのは初めてである上,第30回という節目の大会をお引き受けすることになり,大会準備委員一同,大変光栄に存じております。
さて,徳島は阿波踊りをはじめ,藍染や人形浄瑠璃などの伝統文化を大切に継承している土地柄です。また,四国遍路の入り口として,心の旅に寄り添い,お遍路さんをもてなす「お接待」の精神が根づいております。こうした徳島の風土を踏まえて,大会準備委員会では,「包括システムの伝統を次代の臨床家たちへ~クライエントの心の渦を読み解き巣立ちを支えるために~」という大会テーマを設定し,基調講演や事例検討,ワークショップ等のプログラムを企画いたしました。
会場となる徳島文理大学は,すべての建物で耐震・補強工事が完了し,万が一地震や津波が発生した場合でも,各建物の4階以上に避難すれば,安全が確保される態勢が整えられております。会員の皆さまには,安心して「踊る阿呆に見る阿呆,同じ阿呆なら踊らにゃ損損」という阿波踊りの謳い文句に乗り,ぜひ徳島大会に参加していただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。